はい、今回からは本番からも使えそうなネタも含めて書いていこうと思います。
合計6日間のオープンベータで結構長い時間Twitchで配信していたらクラフトに関する質問がちょいちょいあったのでD4でのアイテムクラフトについてまとめました。
この記事を最後まで読めばD4の装備アイテムの知識が全て理解でき、過去作の歴史にも少し触れられる渾身の大ボリュームになっています!
記事の中で分からないこと、間違えていることがあったら気軽にコメントしてください。
注意:この記事ではオープンベータでドロップしなかったユニークアイテムについては扱いません。
【アイテムクラフト】
D4のアイテムクラフトについて今作で初めてシリーズを遊ぶ人にも分かるように書いていこうと思います。相当大きくシステムが変わらない限りD4の正式リリース後もクラフトの考え方は変わらないと思うので今後も使える知識になると思います。なお、基本的にはD3のクラフトとほとんど一緒なので、D3経験者はこの記事を読む必要がないかもしれません(爆)。
まず、ざっくり簡単なクラフト手順を書いてから、その後で1つ1つ細かく解説します。
※ 解説に使用する例ではレアアイテムからのクラフトで書いていますが、レジェンダリーアイテムをクラフトする場合でもベータでは手に入らなかったレアクラフト素材が必要になるだけで考え方は同じです。
【クラフトの手順】
- MODの揃ったレアアイテムかレジェンダリーアイテムを用意する。
- 抽出した「化身」か「力の古文書」を付与する。
- ソケットが開くスロットなら最大数まで開ける。
- 強化する。(最大4段階)
※穴あけと強化に順序はない。
以上、簡単です。
まあ遊んでれば誰でも分かることですよねってことで基礎知識から順を追って解説します。
【アイテムレアリティ】
装備アイテムにはレアリティがあり、ノーマルアイテム(白色)→マジックアイテム(青色)→レアアイテム(黄色)→レジェンダリーアイテム(橙色)→ユニークアイテム(黄土色または金色)の順に上がっていきます。
- [ノーマルアイテム] 全てのベースとなるアイテムでクラス専用ベースタイプもある。武器には毎秒ダメージ(DPS、ヒットダメージとアタックスピードから算出された数値)と、ベースタイプによって変わる専用のベースMOD(モディファイアーの略、両手剣ならクリティカルダメージ、クロスボウなら脆弱ダメージ等)がある。防具は防御力とスロット専用のベースMODが付いているもの※1もあったり、アクセサリーは確定でアミュレットに全属性耐性、リングには個別の属性耐性(火炎、冷気、稲妻、毒、シャドウの5種)がランダムで2個付いている。
- [マジックアイテム] ノーマルアイテムにランダムMOD(アフィックスともいう)が1つ付き※2、各スロットに付与される可能性のあるMODと数値が決まっている※3。クラス専用のMODも多く、このマジックMODの付与数でレアリティが上がるという考え方。また、両手武器のMODは片手武器の2倍(+100%)で付与される。
- [レアアイテム] ノーマルアイテムにランダムMODが3つ付く。「化身」又は「力の古文書」でレジェンダリーパワーを付与してアップグレードできる。
- [レジェンダリーアイテム] ノーマルアイテムにランダムMODが4つ付き、更にレジェンダリーパワーが付いている。ベースアイテムは無くなるがレジェンダリーパワーを抽出(「化身」というアイテムになる。「化身」については後述)でき、レアアイテムに付与、又は他のレジェンダリーアイテムのレジェンダリーパワーを上書きできる。(付与したレジェンダリーパワーは再抽出できない)また、両手武器は2倍(+100%)、アミュレットは1.5倍(+50%)で付与される。
- [ユニークアイテム] ゲーム難易度3からドロップし、強力なユニーク専用MODが付いている。他のMODの詳細は不明※4。
- 今のところD4にはD2・D3で存在したセットアイテムは存在しない。
レアリティと付与されるMOD
※1 兜、鎧、籠手でベースMODは未確認。靴には「攻撃すると回避のクールダウンが0.5秒減少」、「最大回避チャージ+1」、「回避すると短時間、移動速度+40%」の3つ、ズボンには「負傷中、ポーションがリソースを30%回復」、「負傷中に使用したポーションが追加で2秒間、移動速度を30%上昇させる」の2つが確認できた。
※2 D1,D2のようなプレフィックス(接頭語)とサフィックス(接尾語)、D3でのプライマリとセカンダリのような概念は無くなったっぽい。
※3 例えば各クラスのリソースコスト低減系のMODだとアミュ、オフハンド、靴の3スロットのみでしか確認できず、同程度のアイテムパワーでアミュとオフハンドは9%まで付くのに靴だと4.5%までだった。また、各MODの可変幅はD3でのキャラレベルでスケールしたのと同じようにアイテムパワーでスケールみたい。
※4 過去の公式ブログでは全てのMODが固定(恐らく可変値はあり)と書いてあったが、昨年秋の招待者のみが参加できたクローズドベータでドロップしたユニークアイテムではランダムMOD5個+ユニーク専用MODと記載されているサイトもあって今のところ審議不明。
【レジェンダリーパワー:化身と力の古文書】
「化身」は対応した他のスロットに付与することが可能で、逆に言えばとある武器に付いていたレジェンダリーパワーが籠手やアクセに付与されていることもあります。その対応するスロットの確認方法は抽出した「化身」の形を見るか、「力の古文書」から確認できます。また、「力の古文書」にはないドロップ専用のレジェンダリーパワーもあるため、欲しい効果だけ分かっている場合は参考にした画像の付与スロットから推測するか、wiki当たりに情報が出たらそちらで確認してください。
※D3のレジェンダリーアイテムはそのレジェンダリーパワーが付くスロットが固定で決まっていて、例えば片手剣のレジェンダリーパワーは片手剣しか付与されず、D4のような「化身」にして別のアイテムに付与することはできなかった。
- [防御(盾マーク)] 盾、兜、鎧、ズボン、アミュ
- [攻撃(武器マーク)] アミュレット、武器、籠手、リング
- [リソース(炎?マーク)] リング
- [ユーティリティ(罠マーク)] 盾、兜、鎧、アミュ、籠手、靴
- [機動力(羽マーク)] アミュ、靴
重要:両手武器に付与した場合は効果が2倍(+100%)、アミュの場合は1.5倍(+50%)になるので、1番欲しいレジェンダリーパワーは両手武器(片手武器がメインならアミュ)に付与するのがいいでしょう。
【化身の抽出・付与とエンチャント】
化身の抽出、化身の付与、エンチャントは秘術師(エンチャ屋)で行います。
化身の抽出はレジェンダリーアイテムを破壊してそのレジェンダリーパワーを「化身」に変えます。
抽出した化身は、レアアイムにレジェンダリーパワーを追加してレジェンダリーアイテムにアップグレードさせるか、レジェンダリーアイテムのレジェンダリーパワーを上書きさせることができます。また、オープンワールドのダンジョンをクリアすることでレジェンダリーアイテムから「化身」を抽出しなくてもアイテムに付与できるレジェンダリーパワー「力の古文書」もあり、どのレジェンダリーパワーが解放されるかダンジョンによって予め決められているのでエンチャ屋さんの「力の古文書」の一覧かワールドマップの各ダンジョンのアイコンから確認することができます。しかし、「力の古文書」から付与できるレジェンダリーパワーは抽出した「化身」より数値が少し低くなっているようです。
エンチャントはD3と全く同じで変更したいMODを1つ選んで再抽選された2つのMODから1つを選ぶか、元のMODのままかを選択します。2回目以降、変更対象は始めに選んだMODに固定されますが、ゴールドとクラフト素材があれば何度でも続けることができます。
リロールの度に要求されるゴールドが増えていき破産します。
【ソケット関連と宝石屋】
D4のソケットの扱いはランダムMODとは別枠で特定スロットに最大ソケット数として設けられていて、宝石屋でソケットを開けてもらうことができます。※5
- [1ソケスロット] 片手武器、盾やフォーカス等のオフハンド、兜、アミュレット、リング
- [2ソケスロット] 両手武器、鎧、ズボン
- 上記、合計で10カ所ソケットが開けられる。
- レアリティ問わずソケット付きでドロップすることもある。
- ソケットには「宝石」や「ルーン※6」を入れて多少カスタマイズ性がある。
- レアクラフト素材「砕けたプリズム※7」を使って1つずつソケットを追加できる。
砕けたプリズム
※5 D2ではアイテムのベースによってソケットの最大数(ilvlでもキャップが掛かる)が設定されていて、ノーマルアイテムはランダムでソケット数が抽選されていた。マジックアイテムとレアアイテムではランダムMODとして最大2ソケットまで持つことが可能で、セットアイテムとユニークアイテムはアイテムMODとしてソケットが開いてるものがあり、ソケットを持たないものはイベント報酬で1つソケットを開けることができた。
D3では予めソケットが確定で開いているレジェ又はセットアイテム以外はランダムMODとして存在していた。また、武器はランダムMODとは別で「穴開けアイテム(キューブ)」を使ってソケットを1つ開けることができた(ランダムMODでソケットが付いてる場合は追加では開けられない)。
※6 D4の「ルーン」はオープンベータでは未確認だが、クローズドベータの段階では発動条件用の「ルーン」と発動時の効果用の「ルーン」をセットで入れて機能させるみたいで、D2のような「ルーン」単体でのスタッツやRW(ルーンワード)でなないらしい。
※7 入手性は余り良くないが、オープンワールドやダンジョンのミニイベントをこなしていけば手に入る。
【アイテムの強化】
各装備アイテムは鍛冶屋(武器・防具)や宝石屋(アミュやリングのアクセサリー)でゴールドとクラフト素材を支払って強化することができます。未強化から最大の4段階まで強化でき最大まで強化した場合、武器だとDPSが5%程度、武器固有のベースMODと3つのランダムMODが20%程度強化されました。
- ゴールドとクラフト素材を支払う。
- 強化毎に要求されるゴールドとクラフト素材が増える。
- 強化1段階毎にアイテムパワーが固定で5ずつ増える(最終4段階で+20)。
- レジェンダリーパワーの数値は強化されない。
- 最終4段階目は結構な額のゴールドと各スロット(武器、防具、アクセ)に対応したレジェンダリーアイテムを砕いた時に得られるレアクラフト素材を要求される。
上記を踏まえてD4のクラフトで知っておくこと。
【クラフトのルール】
主にこのルールさえ押さえておけばD4のクラフトは理解したも同然!
- ノーマルアイテム、マジックアイテムのアップグレード方法はない。クラフト対象外。
- レアアイテムとレジェンダリーアイテムのランダムMODを1つだけエンチャントで何回でもリロール(再抽選)できる。(但し、リロールの度にエンチャントのコストが際限なく上がる)
- ベースに付いているMODはリロールできない。
- MODはそのままに可変値だけのリロールはできない。
- レジェンダリーアイテムのリロールにはベータではドロップしなかった「悪鬼の薔薇」というレアクラフト素材が必要になる。(本番での入手性は不明)
- レジェンダリーパワーは抽出元のベースアイテムは無くなるが、「化身」という形で抽出できる。
- ノーマルアイテムとマジックアイテムにはレジェンダリーパワーは付与できない。
- 抽出した「化身」は他のレアアイテムに付与、又はレジェンダリーアイテムのレジェンダリーパワーを上書きできる。
- 付与したレジェンダリーパワーは再抽出できない。
- 穴あけと強化はいつでもできる。
悪鬼の薔薇
【実際のクラフト工程】
さて、ここまで大分長くなってしまいましたが、上記を踏まえてレアアイテムからのクラフト工程を実際に見ていきます。
レアアイテムのクラフトだとランダム3MOD(レジェンダリーアイテムだと4MOD)全てが欲しいMODであればエンチャの必要はありませんが、3MODとも欲しいMODが揃うことは中々ないので2MOD(3MOD)欲しいMODが揃ったレアアイテムを拾ったらそれをベースにクラフトしていきましょう。
今日はエンチャントまで終わった武器を用意しました。(レアアイテムのエンチャは上の画像を見てね)
付け替えたMODは中点が青くなります。
レアのエンチャからレジェンダリーパワーを付けて穴あけまで。
強化と穴あけはレアの状態でやった方が多少料金が安いかもしれない・・・
強化の推移。強化1から強化2の間に高可変のレジェンダリーパワーに上書きしています。
このような流れで全身クラフトしたのが前記事で載せたネクロのキャラです。
以上がD4における装備アイテムの知識とクラフトの流れでした。
記事が相当グダグダ長くなりましたが、1度把握してしまえば難しいことは全くありません。ベータ内で確認できたスロット別にロールされる必要そうなMODは今後の小ネタ記事にでもまた書こうと思っています。
また、基本的なクラフトの流れは変わらないと思いますが、正式リリース時に変わっていることもあるかもしれません。特にユニークアイテム関連とルーンは公式ブログや海外のwikiで見た内容で実際のところは分かりません。
ここまで読んでくださった皆さんが6月の本番では強いアイテムを沢山作って楽しいD4ライフを送れるよう願っております!
リリスを崇めよ
次回:ワールドボスの倒し方
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